<クニさんの旅日記> − オーストラリア自由旅行編 −

3日目 「バースデープレゼントは青い空」 (2000.03.09)

國弘@シドニーです。

今日は私目の38回目の誕生日でした。
こんなところにいると誰からも何ももらえないと思っていたら、「青空」という、このうえないプレゼントがありました。やはり日頃から信心深くしておいてヨカッタ。(^^)

昨日の洗濯物がまったく乾いていなかったので、早く外に出たい気持ちを押さえながら、部屋に付いていたドライヤーやらアイロンやらで、乾燥作業をやりました。

それからシドニーにおけるジョギングシーンの取材のため、再びオペラハウスまでの道のりを写真を撮りながら歩きました。歩いていて気付いたのですが、シドニーはじつにバリアフリーな街で、どこでも車イスで問題なく通行できるように配慮されています。感心感心。

オリンピックのメイン会場 Stadium Australia フェリー乗り場の駅からオリンピックパークに向かうため電車に乗りました。電車を何度か乗り替え、2時間もかかってようやくオリンピックパーク駅に到着。それにしても電車の乗り継ぎがサッパリわかりませんでした。これははっきり言って、田舎から出てきたオージーでも、きっと迷うと思います。
オリンピックパークはシドニーオリンピックのメイン会場で、いくつかの施設が集中して建っています。中でも一番メインになるスタジアム・オーストラリアは感動モノでした。20ドル払うと、スタジアムの中をツアーで見て回れるのですが、テレビ解説の部屋とか、選手の控え室など、普段は入れないところにも入れてくれます。ロイヤルボックスにも座らせてもらえました。きっとあの席にはサマランチ会長なんかが座るんでしょうね。フィールドにも出てみました。さすがにトラックの中には入れてもらえませんでしたが、100m競技のコースからほんの数センチのところまで行きましたよ!
いやー、来て良かった。これでオリンピック観戦(当然TVです)がじつに楽しみになりました。

ところで、スタジアム・オーストラリアのツアーのチケットを買ったおかげで、とっても大事なことに気付きました。なんと、私の時計は1時間遅れていたのです。今までまったく気付きませんでした。チケット売り場の兄ちゃんにもらったレシートの時刻が、どうもおかしいので、不思議に思って確認したら、「お前の時計は1時間遅れている」といわれました。
ブリスベンで1時間進めて、それで時差の調整はOKと思い込んでいたのですが、なんと、ここニューサウスウェールズ州では、サマータイムが導入されており、さらに1時間進めなければいけなかったのです。と言うことは、この3日間、私はずっと1時間遅れの生活をしていたことになります。これまで何の不自由も感じなかったのですが、よーく考えてみたら、今日オリンピックパークに向かう途中で、電車が時刻どおりに来なかったり(もう1時間前に出ていた)、平日の朝11時頃なのにやけにジョギングしている人が多かったり(じつは昼休みだった)、夕方まだ4時なのにやけに会社帰りの通勤者が多かったり(じつは定時の5時に帰っていた)、思い当たるフシは多々ありました。
ここで気付かなければ、明日の飛行機は確実に乗り遅れていました。危ないところでした。(^^;

夕暮れのオペラハウスの前で オリンピックパークからの帰りは、さっきのツアーでたまたま知り会った、ホームステイ中の日本人学生が乗り継ぎを教えてくれたので、じつにスムーズに帰り、なんと30分で市内に着きました。行きの2時間はいったい何だったんだ?

その後、再びフェリー乗り場に戻り、ついでに昨日中止にしたナイトクルージングにも行きました。
夕焼けに映えるシドニーのビル群が、じつに奇麗でした。ライティングされたオペラハウスやハーバーブリッジも見事なものでした。が、ずっとフェリーの外にいたので、とても寒く、ちょっと風邪を引いたかもしれません。良いことばかりは続かない...。

明日はアリススプリングスに飛び、明後日の早朝から、いよいよエアーズロックへの旅が始まります。
お楽しみに! と言っても、もしかしたら明日からメールは出せなくなるかも。
では。






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