<クニさんの旅日記> − オーストラリア自由旅行編 −

7日目 「エアーズロック登頂と万国バーベキュー大会」 (2000.03.13)

國弘@エアーズロック・リゾートです

シドニーで引いた風邪がだんだんひどくなってきています。が、そんなことは言ってられません。
今日はいよいよエアーズロック登頂ツアーです!
エアーズロックを登る 早朝でないと暑くてたまらないので、ツアーは6時45分出発です。
7時半頃エアーズロックに到着。いやー、デカイです!! 見えている部分は岩のごく一部だというので、これまたビックリです。
登頂ルートは一ヶ所だけです。登れるのはここしかないという感じです。それでも、かなり急な登りです。岩は摩擦が大きいので、意外とシューズはすべりませんが、よろめいたりした場合は何も取っかかりになるものが無いので、そのまま下までころげ落ちることになります。で、とりあえずルートの途中までは鎖がついているので、これが唯一の命綱です。こんなんで、落ちるやつはいないのかと思いますが、やっぱり時々落ちて怪我したり死んだりすることもあるようです。
エアーズロック山頂 山頂(岩頂っていった方が正確かな)までは、だいたい1時間かかります。下りは30分くらいでしょうか。8時45分頃に山頂につきました。360度の展望がすばらしいです。
それにしてもなんだか日本人が多くて変な感じですね。登山口の注意書きも英語と日本語で書いてあります。
それだけ日本人観光客が多いということでしょうか?それとも日本人は英語が理解できないということが定着しているのでしょうか?後者だとちょっと悲しいですが、実際そうなんだからどーしようもありません。(僕も人のことは言えない..)

エアーズロックから下りてきて、麓を歩くツアーに参加しました。上はそうでもなかったけど、下だとハエが多くてたまりません。必殺のハンカチ攻撃で対抗しようと思ったら、ハンカチをバスの中に落してしまったようで、どーしようもない状態でした。
最後に原住民の文化センターに立ち寄ったのですが、「Uluru(エアーズロック)は原住民にとっては信仰の対象であり、登ったり写真を撮ったりすることを止めはしませんが、快くは思っていません。原住民にとってこういう行為は犯罪行為に近いものです。できるだけ、眺めるだけにして欲しいと考えています。」と書いてあり、考えさせられました。確かに、自分達の信仰しているものに対して、単に記念だからということでこういう行為をされたらいやな気持ちになりますよね。

一旦ロッジに帰り、昼ご飯を食べて、洗濯をしました。強烈な太陽光線と乾燥した空気のため、さすがに洗濯物の乾きがとっても早いです。

夕暮れのMt.Olga 3時から今度はオルガという岩山の麓を歩いて、サンセットバーベキューをするツアーに出発しました。
オルガはエアーズロックのように一枚岩ではなく、小さい岩が固まってできた大きな岩山です。ガイドは、なんとキングスキャニオンでガイドしてくれた女性レンジャーではないですか。(実はレンジャーではなくて、ツアー会社の社員だったみたい)
各国代表による乾杯 この娘が働き者で、今日はガイドとバーベキューの準備までしてくれました。
バーベキューの内容は、オージーらしく大味の肉と野菜、サラダなどで、たいしたことはなかったのですが、今回の僕の旅行の中では一番充実した食事でした。隣に座っていた韓国人の兄チャンも「いやー、こんなに食ったのは久しぶりだ」と言って、喜んでました。このツアーは英語ツアーなので、日本人は少なく(といっても10人くらいいた)、韓国、カナダ、アメリカ、ドイツ、ギリシャなど、じつに様々な民族が参加していました。各国の代表が前に出てそれぞれの国の言葉で「乾杯」をするなど、なかなか楽しいひとときでした。

明日は、エアーズロック最終日。サンライズツアーなので、今日よりさらに早く、5時15分出発です。睡眠時間がだんだん短くなっています。
午後にはパースへのフライトなので、飛行機の中で寝よう。

では。






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