<クニさんの旅日記> − オーストラリア自由旅行編 −

8日目 「エアーズロックの日の出、そして1年ぶりのパース」 (2000.03.14)

國弘@パースです

今朝はエアーズロック・サンライズツアー。なんと5:15出発です。
空にはまだ南十字星が輝いています。
昨晩見た時から、90度くらい角度が変わっています。(あたりまえだけど)

バスを待っていると、「アーユー ジャパニーズ?」ってじゃべりかけてくる日本人らしきニイちゃんがいます。
「そうですが」と答えると、「キングスキャニオン行きのバスはもう出ましたか?」と聞いてきた。話しを聞くと、5時発のツアーを申し込んだが寝坊して、15分ころに出てきた模様。
「さぁ、こちらは5時10分くらいから待っていますが、それからはまだ1台もバスは来ていないですよ」と答えると、
「あぁ、やっぱりもう出ちゃったんだ。どーしよー..。」と、情けない声でひとり言を言って、ヘタヘタと座り込んでいたが、そんなこと僕に言われてもどーしよーもないのだ。こっちだって、自分のことだけで精一杯。自分のバスも5:15のはずなのに、5:30になってもまだ来なくて、「まさか、予定の時間を間違えたか?」と、ドキドキしている。
が、5:35になってやっと「SUNRISE TOUR」と書いたバスが到着。「やれやれこれで安心」とバスに乗り込んだ。窓から外を見ると、ニイちゃんがうらめしそうな顔で見送っていた。
エアーズロックに朝日が当たる  エアーズロックと少し離れて、東にサンライズ・ビューイングポイント、西にサンセット・ビューイングポイントがある。エアーズロックに太陽光線が横から当たり、赤く輝くのを見るのにちょうどいい場所だ。日の出と共に、徐々に岩の色が濃くなってくる。なかなかすばらしい眺めだ。が、日の出と共にハエの数も多くなってきて、なかなかじっくり眺めるというわけにはいかない。
 同じバスで来た人の多くは、エアーズロック登頂に向かったが、自分は昨日登ったので、今日はすぐロッジへ帰り、荷物の整理をしてチェックアウトし、午後のフライトまでのんびり過した。というか、何もすることがなく、暇でしかたなかった。
 このエアーズロックツアー、当初3泊4日のツアーのつもりで、「出発してしまえば後はおまかせー」と気楽に考えていたのだが、実際は、現地発着の1日ツアーや半日ツアーを単にセレクトして、宿泊をセットにしただけで、全然「おまかせー」ではなかった。いちいちバスの運ちゃんに、「こういう日程になっているんだが、何時のどこ行きのバスに乗ればいいんだ?」と聞いて、自分でその場所に行かないと、そのツアーのスケジュールが消化できないのだ。しかも、エアーズロックに登るツアーが2つ入っていたり、「一日ここでゆっくり休め」みたいな感じになっていたりで、こんなんだったら、宿泊だけ予約しておいて、あとはその前日に現地ツアーを予約した方が効率的だったなぁ、と終わったころに気付いた。まあ、アウトバックな体験は十分にできたし、楽しかったからいいか。(^^;

パースに飛ぶ。眼下には赤い砂漠が広がる  午後、エアーズロックの近くの空港(チケットにはエアーズロックと書いてあるが、空港名はナントカっていう別の名前だった。忘れたけど。)までバスで行き、チェックイン。小さい空港なので、チェックインカウンタのすぐ横に防犯チェックゲートがあり、そこをくぐるとすぐに待ち合い室と搭乗ゲートがある。これなら迷いようがなくていい。飛行機は小さいながらジェット機だ。が、ずいぶん古いような気がする。ビデオはおろかオーディオの設備さえ付いていない。イマイチ不安だったが、なんとか無事にパースに着陸。

宿泊の予約をしたときにユースホステルの人は、空港からシャトルバスで直接ユースに着けてくれるといっていたが、乗り場がよくわからず、これかな?と思いながら乗ったバスは、普通の路線バスだった。「まあ、これでも行けそうだからいいか、値段も安いし。」と思っていたが、パース駅に着かず、気が着いたらパース市街を通りすぎて、だんだん離れていた。どーもおかしいと思って、運ちゃんに確認したら、「オー、そりゃWrongWayだ、下りて引き返せ」と冷たい返事。日本みたいに車内放送で「次ぎはどこそこです」と言ってくれないし、バス停の名前も小さい文字でしか書いてないので、景色を見ながら自分で判断するしかない。道を渡って、反対側のバス停でしばらく待ち、来たバスに乗った。なんと、パース市内だけなら無料で乗れるらしい。ラッキーと思いつつ、そろそろこの辺だなとめぼしを着けて、バスを下りた。が、今度は下りるのが早すぎたようだ。でも、歩いて行けない距離ではなさそうなので、そこからユースまで歩くことにした。やっぱり自分の足が一番頼りになる。

シンプルな部屋  ユースに着いて、チェックイン。3階(こっちでは2Fと呼ぶ)の自分の部屋まで行った。なかなかクラシックな雰囲気のある建物だ。部屋に入る。んー、シンプル。ベッドと小さいテーブルと古くさい椅子と扇風機があるだけだ。でも、夜は窓を開けてると意外と涼しい。
部屋はシンプルだが、共同でシャワー、トイレ、キッチン、食堂、TVルームがあり、特に不便はなさそうだ。e−mail端末もある。が、やはりHotMail専用のようだ。マイクロソフト恐るべし!。当然日本語は表示もタイプもできそうにない。

 昨年来たときに発見した日本食レストランを探したが、見つからず、中華カフェで夕食をたべた。シーフード・ライス・ヌードルってのを頼んだ。ラーメンライスみたいなのが出てくるかと思ったら、なんと米で作った麺だった。(ソーメンとハルサメの中間のような感じの麺)
味はまあまあだが、これを食べるのにフォークとスプーンが出てきたのにはビックリ。フォークじゃなんだか食べにくいなぁ。

夜になって咳が止まらず、腹筋が痛くなった。どーも風邪が悪化しているようだ。
10時過ぎに、さっさと寝る。






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